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日記:茹った頭と保存食。
  暑い日が続くと思っていたら、明日から八月なのですね。

  スペースシャトル:ディスカバリー号について、真面目なことを書こうと思っていたのですが、頭が茹っていてどうにも駄目です。週末に、「のんびりと楽しく読もう!」と買ってきた本二冊も、いまいちパッとせず、どうにも冴えません。

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  この時間になって、ようやく風が抜けるようになって涼しくなってきたので、明日からの平日用の保存食?を準備しました。

①茹でたホウレン草
②油揚げを切ったもの(冷凍)
③豆苗(これは洗って切って冷蔵庫保存です)
④枝豆を茹でたもの(これも冷蔵庫で、すぐに食べなくちゃ駄目そうですね)

  こうしておくと、朝餉の味噌汁の具になったり、夜のツマミになったり非常に便利なのです。

  こんなことでお茶を濁してしまう、七月最後の私です。  
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by keroyaning | 2005-07-31 20:30

時評:詩的政治情況~文学しようゼ!!
c0072240_2023152.jpg  私は、非常に世俗的な人間なので、ついつい景気上昇だ!バブル再燃だぜ、ベイブ!?という扇情的な記事に飛びついてしまいます。
  しかし、このところそのような経済?ニュースではなく、天上天下を語る政治的なニュースが世間の耳目を集めていますね。郵政民営化法案審議です。
  週刊誌AERAでも「郵政国会の攻防は参院に舞台が移り、緊迫度が高まっている。(中略)自民党は地獄を見るのか。」という記事で、議論紛糾、煽っています。その記事で、面白い発言がありましたので紹介し、私なりの分析をチョコットしたいと思います。


  >「今の状況はもはや、政治ではない。
  >論理の通じない文学の世界になっている」
  >嘆くのは、小泉首相の盟友だった加藤紘一元幹事長である。

  おお、文学の匂いのする政治ですよ。
  先に述べたように、政治記事には疎い私が、茶々ってはいけないことだと思いますが、ちょっと考えてみましょう。
  政治の論理とは、民主主義が前提であり、なにはとあれ数の論理だと思います。「数」(員数という言葉はグッドですね)を引っ張るために、カネであり、ポストであり、ドーカツであったりで下調べというか根回しをする。それが、素人考えの政治界のイメージでした。

  そんな魑魅魍魎蠢く政治世界が「文学の世界」になっているというのです。
  文学ならば是非とも、司馬遼太郎「竜馬がゆく」の青雲の志と気概を持った政治世界になることを祈っています。いくら文学だからといって、レイ・ブラッドベリの幻想文学やら、カフカの不条理文学になってしまっては、ちょいと嫌ですよね。。。

  ドッチもガンバレ!郵政国会!!

p.s.
本文に関連しては、
「実録:広島戦争~ガチンコ頂上決戦(仮題)」
みたいなファイティング「文学」になってしまわないことを願っています。

p.s.
「よし!読者の皆をうならせてやろう!」
というネタをイロエロと考えているのですが、
なかなかに上手くまとまらなくて、場違いな話で恐縮です。
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by keroyaning | 2005-07-28 20:15 | 時評

時評:器のデカさで宣戦布告!!
c0072240_1818437.jpg  
  足元からは大きな地震に突き上げられるわ、頭上を大きな台風が通過するわ、大変な毎日が続いていますね。
  皆さんは、お元気でしょうか?晴天続きのこのところでしたけど、ベランダに布団を干し忘れて放置しているというようなことはありませんか?(いや、居たようですね・・・19:39更新)

  今日は、大きい、大きいと申しましても、地震や台風の話ではなく、「でかジャケCD」(←商品名)発売の記事の話をしたいと思います。


【中身はコンパクト外側にインパクト、CD業界大反撃】
http://news.goo.ne.jp/news/fuji/geino/20050706/320050706029.html?C=S

  >30-40代から上の世代には懐かしい、
  >LPサイズの紙ジャケットにCDを入れた「でかジャケCD」というシリーズ商品が登場する。
  >CDサイズの“ミニ紙ジャケ”商品はこれまでも各社から発売されており、
  >(中略)、LPサイズは業界初。実はこれ、猛普及が予想されるインターネット音楽配信への対抗策というのだ。

  要するにパッケージのないネット音楽配信に対抗するために、LPサイズジャケットのパッケージを付加価値として勝負しようゼ!ということですね。
  パッケージはもちろん、解説、歌詞カードを省くことにより、格安で「音」だけを提供する音楽配信。たしかに、歌詞カードはともかく、アルバムやアーティストの解説については、普及したインターネットを利用して入手できますよね。ユーザーにとって必要なのは「音」だけなのかもしれません。
  しかし、「外見」がないのは、いかがなものか?と思う私は、イケていないアナログレコード人間なのかな、と寂しく思ってしまうのも事実です。

  さて、「でかジャケCD」のラインナップなのですが・・・。
  これがどうにもイケていない。「買って部屋にでも飾って、悦に入りたいなあ」と思うのは、ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズ 『キャッチ・ア・ファイアー+2』(上図) だけなのです。
  でも、これは「ちびジャケCD」(←造語)で、通常版とオリジナル録音版と二枚既に持っているので購入には躊躇してしまいます。

  そこで、「でかジャケ」化して欲しいジャケットを考えてみました。

・キング・クリムゾン『クリムゾンキングの宮殿』
・Lightning Hopkins『MOJO HAND』
・Sonny Boy Williamson [II]『Down and Out Blues』


c0072240_7241848.jpg   c0072240_724319.jpg    c0072240_18185592.jpg









  どうです?どれも部屋に飾ってみたくなりませんか?

p.s.
ちょっと濃いジャケットを選んでしまいましたが、
一番好きなのは、Bob Dylan『The Freewheelin'』です。
なんとも暖かい絵柄でしょう?柄にもなくロマンティックな私であります。

c0072240_18273391.jpg
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by keroyaning | 2005-07-26 07:24 | 時評

記事評:字面で勝負だ!かかってこいや!!
c0072240_202921.jpg  
  週刊spa!7/26号に、京極夏彦氏のインタヴュウ記事が掲載されていました。題して「重要なのは字面。ストーリーではない」というものです。
  まずは、この夏公開の映画「姑獲鳥の夏」に関連して、同映画の実相寺昭雄監督の過去作品、「ウルトラマン」、「怪奇大作戦」への京極氏の私的レスペクトに始まります。ここまでは、ありがちな公開中の映画の宣伝(言い換えればコラボレーション)的な「デキアガリ」記事なのですが・・・。話は流れて、京極氏の文章論へと進みます。


>(インタヴュウアー)物語への思い入れは全くない?
>(京極氏)作者の思い入れや主張が強ければ強いほど、小説はダメになる気がする。
>パッションだけで書いたら、それこそ一夜漬けのラブレターですよ。

  これは、これは、思い切ったことを言ったものです。
  特に、雨後のタケノコ模様を呈している若手J文学(死語かな?)の旗手や恋愛至上主義的メロドラマの書き手は、ギャフン!しちゃっているのではないでしょうか?あるいは、文壇の権威・重鎮さんたちは、腕組みをしながら、苦虫顔で「チンピラ野郎がなにいってんでぇ!そもそも文学ってぇのはなぁ---」と、怪気炎をあげているかもしれません。

  ただの素人本好きの私も、映像ソフトが溢れかえっている現在、かろうじての文字表現の優位性とはなんだろう?と考えてみました。
  教科書的には、文章の行間を読者が想像して読み解き、深々と「我はこう読み解くのだ!」という満足感を与えるような筆致でア~ル!いやいや、真面目に書くと、読者に想像する余地を与える表現手段にあるのだと思います。
  例えば、レイモンド・カーヴァーの短編を読み終えた時の余韻。あるいは、以前紹介した飯嶋和一の「汝 ふたたび故郷へ帰れず」の息吹を感じる文体のジャブ。寂寞とした風景もカラーなアクションもないけれど、胸を鷲摑みされるような気迫が眼前に迫ってきます。筆の力です。

  そういうわけで、まだまだ文字も捨てたものではないよ、ということを私は言いたいのです。

p.s.
本文中の京極夏彦氏は、
文章の構成にこだわりがあることに定評があり、
ページをまたいでのセンテンスを排除するというこだわりは有名ですね。
本文で批判がましいことを書きましたが、京極堂シリーズの新作が待ち遠しいです。

p.s.
古い日本映画が好きな私は、
高倉健主演の「夜叉」という映画を観ました。
「おお、これは映像でしか表現できない美しさであるな!」
と、感じ入ってしまったものです。どうも主張が不明瞭な私です。むぅ。

  
  
 
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by keroyaning | 2005-07-24 11:07 | 書評

書評:矢作俊彦「リンゴォ・キッドの休日」第二回~布団を被って寝なくちゃならない。
  矢作俊彦「リンゴォ・キッドの休日」の続きです。

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  ここで、無用な揚げ足取りかもしれないが、人物造形について考察してみる。
  娼婦の女性の視点から、二村は次のように描かれる。

>「あんたって、本当にIVYだね。
>細っこいニットのタイに、ワイシャツはボタンダウンだ。
>太いベルトなんかしちゃってさ。はやらないよ」

  また容疑者の少年に対して、二村は次のように話しかける

>「ぼくは知らない。(中略)しかし、ぼくは、彼らと違う。ぼくは信じないぜ」

  刑事らしからぬ流行のファッション(当時の)に身を包み、これまた刑事らしからぬフレンドリーな口調で少年に話しかける人物。しかし、主人公の内面を語る次の描写。

>出来れば、拳銃を口に突っこみ、引き金を引いてしまいたいくらいだった。

に代表されるように、内面描写に関しては、あまりに冗長であり、人間性・人物像が浮かび上がってこないのだ。
  そうしたわけで、本作品は、ハードボイルド小説の王道の形を成しながら、しかしその理想形と断ずるに躊躇する次第である。孤高のヒーローに対しても、登場人物を少しでも深く知りたいと思うのが、私の贅沢な願いなのである。

  最後に、蛇足かもしれないが、解説(池上冬樹)における大沢在昌の言葉。

>(略)『リンゴォ・キッドの休日』を読んで衝撃を受けて布団被って寝ちゃうんですけどね。
>俺はこんな華麗な比喩を使った文章を書けない。
 
  そうなのだ。ひたすらに文章に固執注力した斬捨て御免!な小説なのである。ただし、本作にカブれたあまりに、蠱惑的なフレーズを街中で披露したら、ちょっと変な人なので、ご注意を!!

c0072240_13273458.jpgp.s.
本文で紹介した二村刑事シリーズ(?)。
昨年、突然に刊行され巷間の話題を沸騰させた
「THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ」が第三作目になります。
そこでめでたく、本作と二作目の「真夜中へもう一歩」が復刊されました(後者は本日発売!)。

本文で、イロエロ偉そうに書きましたが、
二作目以降はまだ未読なので(すみません)、
作者の筆力が格段の進歩を遂げていることを大きく期待している私です。

p.s.
「布団を被って寝ちゃった」大沢氏ですが、
翌年、1979年に「感傷の街角」でデビューを果たして、
第一回小説推理新人賞を受賞して、その後の活躍は周知のとおりです。

  
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by keroyaning | 2005-07-23 10:10 | 書評

書評:矢作俊彦「リンゴォ・キッドの休日」第一回~アイビーハードボイルドの復刊
c0072240_9492874.jpg  1978年刊行。四半世紀前の小説である。
  本書には、神奈川県警所属の二村刑事が活躍する二つ中篇が収録されている。2004年に発表され、驚嘆をもって迎えられた「THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ」の二村を主人公に据えたシリーズ第一作である。 
  特筆すべきは、収録された二作品、いずれの掌編においても、二村が非番である時を舞台に設定していることである。こうした組織性の排除への苦心、紡ぎ出される軽妙洒脱な会話、そして時に簡潔、時に流麗なる描写を使い分けて綴られる物語。これはまさしくハードボイルド小説の王道であることに異論はない。だがしかし、ハードボイルドの理想形であると断言するには、少しばかり躊躇する。その理由については、後に述べることにして、話を進める。
  
  本書に収録された二作品の特長は、なによりも華麗な比喩を駆使した文章であろう。

>急な坂の途中に、電話ボックスが危なっかしい垂直を主張していた。

>うららかな陽よりに、昔がぷんと匂うような通りだった。

>とっつきには、フィニッシュをウルトラCで決めた体操選手みたいな枝ぶりの梅が一本植えられ(略)

  地の文を三箇所引用してみたが・・・。笑ってしまうほどにキザである。人によっては虫酸が走るかもしれない。だがしかし、会話文も含めて、万事がこの調子であり、病み付きになってしまうのである。
  こんな文章を息を吐く間もなく叩き込まれたら、もう華やかなストーリーも、派手なアクションシーンも、ましてやトリッキーな解決へ進軍する緻密なプロットも必要ないだろう。


(この項続く)
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by keroyaning | 2005-07-22 21:08 | 書評

ボケ文
 ちょっとびっくりした記事を読んだので、メリハリつけて書こう、と思っていたのですが、少々お酒が入っているので、明日書くことにします。
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by keroyaning | 2005-07-20 20:15 | 日記

日記:
  会社にて、書評(感想文)の構成を考えていたら、妙に頭が痛くなった私です。
  
  梅雨明けした関東、夏はやっぱりこうでなくっちゃね!って思ってしまいます。
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by keroyaning | 2005-07-19 21:21 | 日記

日記:夏、風呂桶の男。
  暑い!週刊実話系雑誌のタレ広告曰く「八月、東京を襲う40℃の熱地獄!!」、も満更信じられない与太話ではないと感じる、そんな暑さに参る毎日ですね。
  なんというか、ねとりとした霞の中で、八甲田山死の行軍を独りで演じている気分で部屋に帰り着きました。やれやれと水風呂に飛び込む気持ちよさ・・・そういえば、最近はシャワーで済ませてばかりだったので、いつから風呂桶に入っていたお湯の残り水だろうか?むぅ。

  さて、たまっているドロドロの洗濯物を洗いながら、先日読み終えた本をチラチラと読み返して、感想文を書けるように頑張ります。
  
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by keroyaning | 2005-07-17 16:34 | 日記

ハードボイルドってなーに?
  日記ばかりでは寂しいので、ちょっと趣向を変えて。

  「本の雑誌」の連載物、池上冬樹「ヒーローたちの荒野」の中に、次のような文章がありました。

>ハードボイルドの本質は、感傷の世界を描きながら、
>主人公自身はそれに溺れず、自分の生き方をかたくなに守りつづけているところにある。
>云ってみれば、読者を感傷の世界に誘いながら、
>作家や主人公はつねにその世界を冷静にみつめていなければいけないはずなのだ

  ということを、作家の結城昌治が書いているということを紹介していました(なんか複雑ですけれども)。
  なにかにつけて、ハードボイルド!ボイルド!と熱くなってしまう私ですので、「うむ、言い得て妙なる言説であるものだな」と膝を叩きました。
  感傷に溺れず、生き方を守るのがハードボイルドなのであるのだな!なんともカッコがよい生き方ではないか!私も、「一匹ハードボイルダー」になりたいものであることよ。
  そこで、ふと考えてしまいました。感傷に溺れてしまってはいけない・・・ハードボイルドとは、結構疲れそうだし、なんだか寂しい気がする生き方ではないのだろうか。私は、強い主人公ではないから、余計な心配でありますけれども。

・・・なんか暑くて茹っているので、支離滅裂な話で恐縮であります。

p.s.
本文で触れました「本の雑誌」。
単なるブックガイドとしてだけではなく、
「本」のネタから派生するコラム雑誌としても楽しめます。
ただし680円という値段、、、ちょっと高いなあと思ってしまう私です。

p.s
異論は多々あると思いますが。
村上春樹の主人公たちは、自分の生き方
(というと大袈裟ですから生活のあり方ですか)を守る、
という点においては、どうもハードボイルドの匂いがします。
・・・天下の村上作品をカテゴライズして、大変に恐縮でありますが。
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by keroyaning | 2005-07-16 10:08 | 書評

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