南無南無・・・

ビックリさせないでよ、もうっ!
http://www.nyasoku.com/archives/50336153.html


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# by keroyaning | 2006-02-04 11:27

悲しきポータルサイト~後編

  昨日の続きです。

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  ライブドアのポータルサイト・ビジネスの根幹は、閲覧者を増大させて、ポータルへの広告収入等を収益にするというものである。そのビジネス・モデルの一環として、近鉄球団買収に名乗りを挙げ、また、堀江自ら広告塔となりテレビ出演することにより(注1)、ライブドアという会社の知名度を上げた。そして、"ライブドア"という抽象的存在の具現化であるポータルサイト・ライブドアも人口に膾炙されることになり、集客・動員力(=閲覧者数)はうなぎ上り、飛躍的に増加したことが、現象として確認されている。

  バラ色がまぶしい戦略成果である。MBAのケース・スタディに取り上げられてもおかしくない。すなわち、知名度アップのための営業活動→ポータルサイトへの集客アップ→広告収入の拡大。黄金の三段論法の完成である。しかし、三段目の広告収入の拡大には、辿り着けなかった。なぜか?同記事は、続ける。


ライブドアの広告主が少なかったのは、万人受けを目指す消費財企業などが敵対的買収のイメージを敬遠したからだ。


  記事では、敵対的買収という、それこそ万人が納得する負のイメージを例に挙げるにとどまっている。しかしながら、同じく万人が薄々と感じているように、「カネで買えないモノはない」と豪語する堀江自身への拒否反応(=アレルギー)が、広告主の胸を去来していたであろうことは、想像に難くない。

  繰り返しになるが、ポータルサイト・ビジネスは、客寄せビジネスである。多数の動員を背景に、広告掲載空間としての価値を向上させる。非常に単純明快である。しかし、その単純なビジネス・モデルが、実は単純ではなかったのである。すなわち、ポータルサイトには、集客動員力と同程度か、あるいはそれ以上に、空間・場として、ある種の品位が要求されていたのである。

  この"誤謬"は、インターネットのポータルサイト事業特有のジレンマであろうか?広告収入依存業態といえば、身近なところでは放送業界がある。視聴率競争に奔走する姿から明らかである。明の部分はきらびやかなテレビ局。そんなエスタブリッシュメント企業も、華麗な上っ面を開けてみれば、客寄せビジネスである。彼らも、ライブドアの物悲しい蹉跌を他山の石として、謙虚に学ぶ時が来たのかもしれない。

(注1)
ライブドアのナンバー2と言われている宮内が、「堀江は客寄せパンダ、人を呼べるコンテンツだ」という内容の発言をしている模様が、テレビで放送されていた。それを、痴呆的ニヤツキでコメントするニュースキャスター・・・。正直、吐き気がしました日曜夜。
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# by keroyaning | 2006-02-03 07:53

悲しきポータルサイト~前編

  ライブドアによる粉飾決算疑惑。

  資金還流スキームの中心に、投資組合というブラック・ボックスが存在していたことが明らかになってきた(注1)。投資組合。複雑怪奇であり、素人の私にはてんでクエスチヨンだが、なにしろ名称はおもしろい。一つ例に挙げてみると、「M&Aチャレンジャー1号投資事業組合」。血気盛ん、意気軒昂なネーミングだ。堀江たちが目指した時価総額世界一という野望を、濃密に凝縮していて、心意気が窺い知れる。今となっては、晩秋の哀愁を感じてしまうのだけど・・・。

  このように、今回の事件は、ファイナンス事業の暴走という様相を呈しているように思われる。しかし、ライブドアという会社の「本業」においても、実は物悲しい現実が、ノッタリと横たわっていたらしい。平成18年1月31日付日本経済新聞から引用してみると、


「ライブドア~虚妄の経営」
(ライブドアのポータルサイトにおける)広告収入は、年間数億円にとどまっていたとみられる。


  年間数億円とは、どの程度の位置付けなのかね?という疑問に答えるべく、同記事は二例を挙げている。ヤフーは、ライブドアよりも2.4倍の閲覧者数を擁するが、05年九月期中間決算では300億円近く、エキサイトは、ライブドアよりも閲覧者数がやや少ないといわれるが、同じ中間期に20億円以上の売上高を計上している・・・と。比較基準が、微妙に異なるところが、痛し痒しな比較事例ではあるものの、素人考えでも年間数億円という広告収入は、安いと思う(注2)。

  虚業尽くしといわれるライブドア。しかし彼らにも本業はあるのだ。すなわちポータルサイトの拡充である。拡充を企図するビジネス・モデルにおいて、最重要なるミッションは、大衆の集客・動員である。そのコア・ビジネス(?)を支える土台として、ポータルサイトへの広告掲載から得る広告収入、あるいは、ショッピングモールであるライブドア・デパートの手数料収入は、集客力に依存する。すなわち、ポータルサイトへの集客力が増大するに比例して、収入も増加すると予想される。


  さて、その黄金のビジネスモデルが、実は、「カラッポ」であったとは、一体なぜなのだろうか?

(本稿続く)

(注1)
一部新聞報道では、堀江曰く「箱を作れ!新しい箱を!!」と日常的に指示していたと報じられている。イロの指定は、なかったようですが。なお、投資組合の正式名称は、投資事業有限責任組合である(ようです・・)。

(注2)
ライブドアのポータルサイトを柱とする「ネットメディア事業」の売上高は、05年九月期で58億円である。この観点で、上記エキサイトの例と比較すると、ほぼ同程度の売上高と考えられる。しかし、上記記事によると、この売上高には、堀江が講師を努めて高額な参加代金(一人8万円!!!)を徴収していたセミナー、堀江のテレビ出演料も含まれていた、とのことである。

p.s.
長くなったので、
続きは、近いうちに続きをアップします。  
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# by keroyaning | 2006-02-02 20:12

17歳の地図(セブンテーンズ・マップ)
  SNSの大御所であるところの、mixiでマイミクの友人から、バトンを貰ったので、書きます。

Q:17歳の時なにしてた?
A:盗んだバイクがエンストしてた(ちょいワル親父キドリ)。

Q:17歳の時なに考えてた?
A:好きなあの子の心を盗もうとしてたYO(ホント)。

Q:17歳でやり残したことは?
A:ジミヘンと呼ばれた男をもう少し知りたかったなあ。

Q:17歳に戻るとしたら?
A:戻りたいけど、戻れない、という不可逆的な美しさが、実感としてあると思う。。

Q:17歳に戻っていただく5人
A:ユッチ、ヤキさん、アキオ、埴輪さん、フルチン
(・・・クレさん、チリさん、雨兄さん・・・)


  尾崎豊のセブンテーンズ・マップ。実は、中上健次の、「19歳の地図」からのインスパイヤだそうです。
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# by keroyaning | 2006-02-01 19:15

おめでとう!

橋本大也さんに「極めていまどきのネット的感性。殻にこもっているのに超クリエイティブ。」と評されるほどです。


  という、紹介文はクエスチョンですが、わたしの大好きなhankakueisuuさんが、天下のアルファ・ブロガーさまさまの一員になられました。とても、嬉しいです。これからも、ガンバレ!な気持ちでいっぱいです!!楽しませてくださいね。ところで、今回は、「アルファ講演会?」みたいなのどうするんだろう?きっこの日記、hankakueisuu・・・出てくるのは、小飼さんだけですかね。

  「アルファ・ブロガー」という名前は、もうどうなのかな?って思うけど、hankakuさんは、がんばれ!!


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# by keroyaning | 2006-01-31 20:18

悪いうわさ?良いうわさ?

他の掲示板を見ていたとき「ブルーハーツが6月に復活するという噂を聞きました」というような書き込みがありました。(中略)この噂はウソということで常識になっているんでしょうか?


  本当かしら?

  「そっとしておいてあげてYO!」という気持ちが9、「ワクワク♪」という気持ちが1。
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# by keroyaning | 2006-01-30 07:06

どんなに薄っぺらくても構わないから・・・

  弱々しい私に対して、ライブドア事件が、気だるく、重たく、黒々しく押し迫って来る。

  以前も書いたように、不可視なるものに対しては、ペンキで枠取りして、レッテル貼って、エッヘン!と自己満足することが、攻撃が最大の防御であるところの攻撃である。少なくとも、日々の安寧を得ることは可能だ。  
  これすなわち、事件の表層をベロリ一舐めして、栄華盛衰を嗤い、陰謀・謀略説を喧伝することであり、あるいは、マスコミ及び総理官邸の混迷を冷ややかに眺めて、溜飲を下げながら、酒を飲み下すことである。いずれも容易かつ平和なるショートカットだ。
  しかし、どうしても腰が据わらない。いや、他者の掲げる御旗に迎合する不満足や、ここぞとばかりに、トリッキーな解釈を捏ねくり出そう、という野心があるわけではない。ただ、自分を褒めてあげたい、というような褒められることはしていないので、自分を納得させたいだけ。どんなに薄っぺら、ヒラヒラな解釈であろうとも、得心したい、落ち着きたい。ライブドア事件の本質とは、何なのか?

    そんなわけで、頭の中が痒くなるほどに、行ったり来たりしている私です。

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# by keroyaning | 2006-01-28 11:29

王侯貴族の食卓。
  
  今日は、私の大好物が食卓にのぼりました。カツオの藁焼きです。どれくらい好きかというと、

朝から騒がしい牛肉<豚肉<鶏肉<魚介類<<[越えられない壁]<<カツオ

とメーターが振り切れてしまうほどに、大好きです。

  さて、カツオくんですが、「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」と唄われるように、新緑の春と戻り鰹の秋が、カツオくんの旬ですね。それが、なぜこの時期にカツオくん?という疑問はあったのですが、まあ、大好物ですから気にせずに堪能しました。
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  主人公のカツオには、玉葱とミョウガのスライス、万能ネギの微塵切り、生姜擦りおろしを載せて、ポン酢で頂きました。玉葱の切ないような苦さとカツオのほんのりした甘さに、ポン酢の酸っぱさが、絶妙でした!!御飯が何杯でも食べれそうです。
 
  普段の私は、一汁一菜がポリシーなのですが、万能ネギ、生姜、それにミョウガを準備し過ぎたので、冷奴も添えてみました。冷奴にはミョウガが合いますね。夏の定番料理(?)です。寒さ厳しいこの時期には、ちょっと冷たかった、です。
 
  そして味噌汁。今日の味噌汁は、私の一番大好きな味噌汁です。今日の味噌汁にとって、具なんて、どうでもいいんです!なにしろ、小さく切ったカツオを鍋に放り込み、ゆっくりと温めて丁寧に出汁を採った味噌汁なんですから。この味噌汁は、人に食べてもらっても、恥ずかしくない味噌汁ですよ(カツオのおかげさまですけど)。一応、具は豆腐、白ネギ、椎茸で頂きました。

  さて、カツオの藁焼きを食べながら、とても美味しそうな文章を思い出しました。以前、感想文を書いた飯嶋和一「汝 ふたたび故郷へ帰れず」の一節です。

魚を土佐造りのようにしたものを食べた。魚は表面をガスレンジであぶり、氷水にくぐらせて薄く切ったものに、青ジソと万能ネギ、ミョウガと揉み海苔を山ほどかけ、それをすり下ろしたニンニクとショウガ、醤油とレモン汁で食べた。


  この小説は、以前も述べましたようにボクシング小説です。え?ボクシング小説で、グルメ描写かよ!!と思われる方もいらっしゃるでしょう。違うんですよ。これは、大切な試合を控えて減量に励む場面の食事風景です。魚の旨みでもある脂を落とすために火にあぶり、カロリーの少ない紫蘇や海苔を山ほどかけて食べるのです。いえ、そういう背景を考えなくても、美味しそうですよね。

  おまけ。東京でも"本格的"に雪が降りました。部屋の前に聳え立つ大木が、お化粧して綺麗になりました。
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# by keroyaning | 2006-01-21 18:45

絲山秋子から、日常性を考えてみた。

c0072240_7162528.jpg  昨日の続きで、絲山秋子氏が芥川賞を受賞されたという話です。新聞報道によると「(芥川賞受賞)は喉に刺さった小骨、あるいは足の裏についた御飯つぶが取れたような気分です。今回、受賞できなければ芥川賞、直木賞の最終選考にノミネートされた時点で、辞退するつもりでした」と、受賞後に語っていたそうです。昨日も述べましたように、今回も含め芥川賞3回、直木賞1回と候補になっていたのだから、もっともな言い分だと思います。


  さて、彼女の物語世界について語りましょうかね?と思ったのですが、残念ながら彼女の小説については、大きく語るほどのことを持ち合わせてはいません。読んだ限りでは、「どの作品も傷を負った人物が出てくるなあ」という印象。ミーハーな私なので、芥川賞受賞を機に読み返してみようかね?と思っているところです。

  そこで、私が彼女を知るきっかけになった雑誌記事から、絲山秋子を考えてみることにします。AERA.04.12.13号「ゆっくりルーティン主義~規則正しい型のある生活」から引用しますと、


彼女(絲山秋子)が業界で「締め切り順守率ナンバーワン」と噂されていると知る。(中略)生活も絵に描いたようなルーティン重視。午前7時に起きて、掃除、洗濯、メールチェック。そして午前中はエッセーなどを書く。すべて午後から書く小説へのウォーミングアップのためだ。


  ルーティンとは、ルーティン・ワークという言葉からも判るように、突発的ではなく恒常的なという意味でしょう。この記事全体を通じては、「規則性に基づく生活」という意味合いが濃く浮かび上がってきます。ルーティン主義とは、非日常に対する日常の大切さですかね?

  小説家と聞くと、日常性を忌避して、常に奇異なる物事を捜し求めるというイメージがあります。毎晩、腰が抜けるまで酒を飲むとか、砂漠をオフロードバイクで疾駆するとかですかね。しかし、絲山秋子は、平々凡々な日常性に根を持ち、地に足をつけた確固たる生活から、物語を紡ぎだす。

  私は、この記事を読みながら思ったものです。「世の中、怖ろしいほどの勢いで情報が流れ、欲望を喚起しているけれども、一度、立ち止まって自分や世界を見つめ直してもよいのではないかな?」って。まあ、御爺さんみたいと言われればそれまでなのですけど・・・。

  そして、上記記事の別の部分、フランス哲学の研究者である内田樹さんの言葉が印象に残りました。


快楽はある種の意識した日常の反復性のなかにある。


  昨今、マンション事件、ライブドア問題を見ていると、日常性を大切にしようじゃないかね?っと切に思います。毎日が祭り(ハレ)だけだったらつまらない。日常(ケ)があればこそ、祭りの盛り上がりも高まるというものです。

(本稿以上)
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# by keroyaning | 2006-01-19 07:16

事件いっぱい、お腹いっぱい。

  社会派ブログマンとしては、テンコ盛りの新春です。ライブドア事件、証人喚問、最高裁判決。さて、ナニからエントリしようかな?とワクワクしていますが、"ブログ・ジャーナリズム"の世界の人気ナンバー・ワンは、ライブドア事件のような気がしますね。極東ブログは陰謀論の店ざらし、R30は一ひねりした陰謀論、ガ島通信はフライング報道の是非、真性引き篭もりは、、、うーん、沈黙を守っていますねw・・・。証人喚問も、ましてや最高裁判決も超時空に飛んでいってしまったようです。

  さて、私も社会葉ブロガーの一翼を担うブログマンですので、これらの問題に触れなければいけませんね、と思いながら、大嵐に見舞われ、遠い異国に飛ばされてしまった文芸世界の芥川賞・直木賞について、考えてみたいと思います。

  「沖で待つ」の絲山秋子さん、受賞おめでとうございます。芥川賞候補三回、直木賞候補一回。実際のところは、分りませんが、荒海の帆船のように右に左に風打たれ、お疲れ様でした。

(本稿以上)

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# by keroyaning | 2006-01-18 19:58

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