注意:下の絵と本文は、あんまり関係がありません。
本日は、会社の指導で人間ドックに格納されてきました。
話に聞いていたバリウムの一気飲み。「ぜんぜん、平気じゃーん!!お疲れちゃーん!!」と、余裕かましていたら、なんか妙にツルツルした台を背に立たされて、ビックリしたことに、その台がグイーンって倒れるわ、「はい、そのまま横向きに回転してください!はい、次は右を向いて!はい、そのままじっとしててね、アームが胃を押すけど力を抜いておいてねえ~~!」なんて、明るく楽しそうに命じられるわ、えらいこっちゃでした。右向いて、左向いて!というのは、飲んだバリウムを原始的に体内に行き渡らせるための処置だそうですよ。
また、恐くて目を閉じていたので判然としませんが、血液をスッポン!スッポン!と景気良く抜かれて、左手が痛いです(泣)。まじで。一体何本抜いたんだい?でも、「肺活量、すごいですよ!!体脂肪率も15%でグッドなボデイですね!!」なんて、言われて、チョット嬉しかった私です。
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いや、いや、いや!こんなことを書きたかったわけではなく、大リーグ・ディヴィジョンシリーズのヤンキースvs.エンゼルス最終決戦を最後の最後だけ、観れたのですよ!エアポケットな待ち時間に、喫茶店へ走り込んだ、自分にGJ!!
3-5で敗色濃厚のヤンキース。九回表の攻撃もツーアウト・ランナー無し。絶体絶命のところで、ジオンビが追い込まれながらも、ライト前にポトリと落ちるヒットで出塁。続く四番シェフィールドが、ショートへ内野安打。顔も渋くて格好良いおじさんだけど、渋いヒットでつなぐ、つなぐ!!
さて、ここで松井秀喜選手がバッターボックスへ。なんでも、今まで四打席凡退しているらしい。最後は、声援虚しく、一塁への内野ゴロで試合終了・・・。ヤンキースと松井のシーズン(そして、ヤンキースでのバーニー・ウイリアムスも?)は、終わってしまいました。残念至極な私で、茫然自失としてしまいました。悄然と肩を落とし、店を出た私です・・・。
だがしかし、素晴らしい戦いぶりでした。
特に、最後の松井とF・ロドリゲスの対決。たったの四球だけだったのだが、一球一球が手に汗を握らせる。初球の甘い変化球を見送り、二球目もストライクを取られ、ツーナッシング。三振だけはして欲しくないなあ、と思った私ですが、三球目は膝元に沈む変化球。スローモーションのように鮮明でした。うわっ!空振りか!と思った瞬間、辛くもバットに当ててファールで粘る。ふぅー、と息を吐く松井選手と、私・・・。
そして、四球目。当たりは決して良くなかったが、一塁手の右を抜けるか、という打球。しかし、好捕されてしまったが。イヤヤヤ、まだまだだ!一塁カバーはどうだ!?アア、軽快な動きでピッチャーが、しっかりとベースに走り込んでいた・・・。アウトッ!!!本当に惜しかった。あと半歩だけでも早ければ・・・。
幕間に、一体なにを興奮してるんだい?ということですが、この勝負を奇しくも観ることができて、私は実感したのです。
投手と打者の真剣一本勝負。
野球の醍醐味が、もちろんそれだけではないことは、重々に承知しています。走り攻める野球。見事なプレーで守り切る野球。多彩であるが故に楽しめるのが野球であるわけです。
しかし、古来日本人が好んできた緊張漲る「間合い」を楽しめるのは、野球の真剣一本勝負なのではなかろうか?千葉周作を始祖とする北辰一刀流と沖田総司を輩出した天然理心流の対決。あるいは、「人斬りイゾウ」こと岡田以蔵の鏡新明智流の実績値の大きさが絡むと、勝負は何処へ・・・。
現在では、幸いなことに、文字通りの真剣での戦いは、影を潜めました。しかし、会得した技を繰り出す「間合い」の妙への憧憬は、身体に染み付いているのではないでしょうか?それが故に、「投手と打者の真剣一本勝負」に魅了され、画面を凝視せざるを得ない、そんな風に思い至った私であります。
松井選手をはじめヤンキースの選手たち。どうもありがとう御座いました。
(以上、幕間のお話でした。「球界を憂える」は続きます)
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どうもありがとう御座いました!!