会社の友達とアンコウ鍋を食べに出かけました。もんじゃの町な月島のもんじゃ通りの裏路地にひっそりとある店。
まずは、ドーンと大皿に刺身の盛り合わせが登場。ウニが山盛り。私の大好きなマグロの赤身が厚く切られて、それでいてトロリ~ととろける豊饒な味わい。柄にもなくグルメな表現をするとヘンチクリンだから、ぶっちゃけ美味いの一言にしておきましょう。
腹が一杯になったころにようやくデカ鍋が登場。主人公の登場が遅すぎだよと思ったのですが、ふたを開けてビックリ。茶色い物体に覆われてしまっているのです。分かっていながら、「なんだい、これは?」と聞いたところ「アン肝さんですよ」とのこと。本当にそれは、重たすぎる存在感なのであったのです。おもわず皆で、ツマミ食い。醤油に溶かして食して、「美味い」「美味しい」の声が連呼されました。
その後、グツグツ結構に長い時間茹でられて、いい匂いが漂い始めた頃に、店の人が器に盛ってくれました。親切ですね。ここに来て、うむ、ようやくアンコウ鍋らしく、アンコウ本体及びゼラリン質の肉体を拝めました。ここで、更にびっくりは、肝が汁にとろけているので、坦々麺みたいな色合いになっちゃっていること。けっこう不思議な情景です。
さてと食べてみました。それは、それは美味しかったです。アンコウも肉厚で、おお、食べているのだ、という実感。「肝汁」に浸かったネギもいい味。
本当に満腹な一日でした。